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胃腸炎にご注意!

こんにちは、うちナースたけです。

 

2月に入りました♪

寒いのも今がピーク、春が待ち遠しいですね。

うちの子どもたち、0〜3歳くらいまでは毎月のように風邪にかかっていましたが、

末っ子が4歳となり2か月おきくらいに。

予定をドタキャンせざるを得ないことも少なくなりました。

 

春に近づくこの季節、インフルエンザとともに注意したいのが、「感染性胃腸炎」です。

「感染性胃腸炎」の原因となるウイルスには「ノロウイルス」「ロタウイルス」「アデノウイルス」などがあります。

 

主な症状は、腹痛・下痢・嘔吐・発熱です。

 

特別な治療方法はないため、多くの場合、ウイルス検査を行うことがありません。

周囲にかかった人がいる場合や症状を見て、「感染性胃腸炎」と病院で言われることが多いと思います。

病院では、つらい症状を軽くするための薬が出されたり、処置が行われることになりますが、

小さな子どもは下痢や嘔吐から脱水症となりやすいため、早めに受診する必要があります。

中でも、ロタウイルスは2歳くらいまでの子どもに多く、重症化しやすいと言われています。

 

秋から12月をピークに流行するノロウイルスに対して、ロタウイルスはこれからの季節(2月〜4月)に見られるので注意が必要です!

 

<ロタウイルスについて>

・潜伏期間は1−4日

・白色で水の様な下痢便が特徴的

・感染した人の便や吐物に触れた手指を通して。また、同年代のお友だちの唾液、くしゃみなどからも感染する

・非常に感染力が強い(吐物や便が乾燥して空気中にただよっているウイルスで感染する)

・症状が良くなったのちも、1ヶ月くらいは便にウイルスがいる

・5歳までにほぼ100%の子どもが感染する

・何度も感染する可能性がある

 

<ロタウイルスなど胃腸炎になってしまったら…>

・脱水症状がひどくなると、けいれんをはじめ、重症化することもあるので、小さな子どもは必ず受診する。

・嘔吐の症状が治まったら、少しづつ水分補給をする。

 (できればOS-1などの経口補水液)

湯冷まし1リットルに、塩小さじ1/2、砂糖大さじ4.5杯、好みでレモン果汁などを混ぜて作ることもできます。

・回復してきたら取れる食事は、おかゆやうどん、スープ、豆腐、ヨーグルトなど、胃腸に負担がかからないものを少しずつ。食事の回数を分けてあげる。

 

<脱水症状のサイン>

・唇や手のひらが乾いている

・尿の色がこく、量が少ない

・顔色がよくない

・ぐったりしている

・口の中が乾いている

・泣いているのに涙がでない

・両目、頭部の一部がくぼむ

 

<家庭でできる感染予防>

・一人ひとりが手洗いをきちんと行う。特に排泄前後には、石けんと流水で十分に手を洗う。

・カキなどの2枚貝を食べる時は、中心まで十分に加熱する。

・家族で誰かが感染してしまったら、タオルは別のものを使用し、吐物や便がついてしまったものは、消毒液を使用し処理する。

・消毒には、次亜塩素酸ナトリウムを主成分とする家庭用漂白剤や哺乳瓶消毒液を使用する。

(アルコールは効果がありません)

・吐物や便の処理には、使い捨ての手袋やマスク、エプロンなどを着用する。

・爪の間にもウイルスが大量に残るので、そのつど、石けんと流水で手洗いする。

 

*家庭用塩素系漂白剤や哺乳瓶消毒剤などを薄めて、消毒液を作る方法はこちら……

 

     

病院ナース時代に感染対策をみっちり学んだわたくし

どんなに周りでインフルエンザが流行っても、胃腸炎が流行ってももらったことがなかったのに、

子どもの胃腸炎は何度もらったかわかりません・・・。

ソファや布団、ラグも何度洗ったか・・・。

パパママはそれだけ子どもに近く、

気をつけているつもりでもきょうだいは側に寄りたくて、

家族みんなで2周回した、なんて話もよく聞きます。

 

ちなみに我が家は経験しすぎて、4歳もトイレや入れ物に吐ける様になり、胃腸炎が全員に回ることも少なくなってきました^^

小さい子どもがいるとなかなか避けられない「胃腸炎」ですが、日頃から感染予防を一緒に頑張りましょう!